
ロレックスの歴史は他のブランドに比べて、特別に長いわけではありませんが知名度に関してはトップクラスになります。
名立たる老舗のブランドはドイツやスイス周辺で数百年の歴史を持っており、ロレックスはイギリスで20世紀に誕生して紆余曲折を経てスイスに現在本拠地を有しているのが特徴です。
創業は1905年なので、100年企業ですがそれでも時計メーカーとしては新興ブランドになります。
知名度が飛躍的に上がったことは早くから開発力を発揮して、数々の近代腕時計史上に残る機構を開発したからです。
独自の自動巻きパーペチュアルやデイジャスト機構や、クロノメーターの認定やオイスターケースやブレスレットなど、意欲的なメカニズムを開発しました。
ロレックスは過酷な環境で使うことを想定して生産を行っており、ねじ込み式の竜頭や自動巻きなど、外部環境に影響を受けにくいメカニズムが特徴です。
高い防水性と耐衝撃性を持っており、海辺や高所登山でも時を刻み続けるタフさを持っておりました。
現在ではこうした機能性は普通かもしれませんが、20世紀の初頭から続く腕時計の中では、群を抜いた珠玉の機構の数々だったのです。
こうした魅力から数々のモデルは買取価格にも反映されており、新品時よりも中古の価格の方が高いことも珍しくはありません。
オールドやアンティークモデルだけではなく、現行の新品商品でも品薄で二次流通価格が高騰しているぐらいの人気です。